座間9人遺体、容疑者は洗脳について学んでいたか – TBS News



3日

18時07分

座間9人遺体、容疑者は洗脳について学んでいたか

 神奈川県座間市のアパートから9人の遺体が見つかった事件です。

 事件発覚から5日目となりますが、この事件の現場検証が終わりました。規制線の範囲もかなり狭まりました。アパートに近づくことができます。3日の現場検証は、非常に慌ただしい様子もありました。押収物が入ったトラックが動く姿が確認できました。今後も捜査は進んでいきます。

 そして、白石隆浩容疑者(27)が住んでいた部屋ですが、このアパートの2階。右から3番目、今はシャッターが閉まっている部屋に住んでいました。あの部屋で9人の遺体が見つかったということになります。

 死体遺棄の疑いで逮捕された白石隆浩容疑者は、これまでに遺体の一部をごみとして捨てたと供述していますが、その後の警視庁への取材で、「自宅アパートから離れた別のごみ置き場に捨てた」「遺体に新聞紙をかぶせて粘着テープを巻いて捨てた」と供述していることが新たにわかりました。警視庁は、周到に証拠隠滅を図っていたとみて調べています。

 「(白石容疑者は)洗脳の勉強をするって言っていました」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 9人の遺体が見つかった事件。その多くは、自殺願望のある人とみられています。死体遺棄の疑いで逮捕された白石隆浩容疑者。自殺願望のある女性を誘い込むため、洗脳について学んでいた可能性があることがわかりました。

 9月はじめから逮捕2日前まで、白石容疑者とSNSや電話で、やりとりをしていた女性。実は「洗脳」について、こんなやりとりがありました。

 「洗脳のやり方とかわかる?」(女性)

 「急にどうした笑」(白石容疑者)

 「すぐに死ぬには洗脳からかなって」(女性)

 「洗脳してほしいの?」(白石容疑者)

 「じゃないと死ねない気がする」(女性)

 「洗脳するかどうかは別としてとりあえず会ってみよ?」(白石容疑者)

 巧みな言葉で女性を誘い出そうとする白石容疑者。

 「彼(白石容疑者)ぐらいしか、こんなにずっと話してくれる人がいなかったので、本当に優しかったです。本当に私は(楽しいことが)特になくて、彼とカカオ(メッセージアプリ)しているのが楽しかったです。(Q.依存性のある優しさだった?)そうですね」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 恋愛感情を刺激しながら、自殺へと導こうとする白石容疑者。巧みな話術で心を揺さぶられた女性。当時、女性はどんどん白石容疑者への依存を深めていったといいます。2か月に及ぶやりとり。ある時送られてきたのは「ロープの写真」。白石容疑者は、「首を絞めるためだ」と説明していました。そして、逮捕4日前には、アパートの床に置かれたと思われる「洗脳の世界」というタイトルの本が。

 「彼からいろいろと返事が来ていたんですけど、急に写真が送られてきた。(Q.『洗脳の世界』という本の表紙の画像?)はいそうですね」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 急に送られてきた本の写真。これで「洗脳」について学んだのか、本のフレーズを引用するかのような問いかけもありました。

 「痛みとか苦しみとかを与えると、人間て思考能力がなくなっちゃうんだって」

 現在、白石容疑者からの依存状態から脱したというこの女性。

「(Q.自分が踏みとどまれて良かった?)本当に良かったなと思っています」(白石容疑者とSNSでやり取りした女性)

 3日、白石容疑者が逮捕される直前まで、やりとりをしていた女性に電話で話を聞くことができました。女性は9月はじめからやりとりをしていましたが、先月の下旬に、容疑者からの連絡を無視していたところ、突然、「洗脳の世界」という本の写真が送られてきたということです。これが、ちょうど1週間前、10月27日のことです。彼女は、「自分の気を引こうとしたのではないか」と感じたと話していました。

 女性によりますと、白石容疑者が以前、東京に住んでいた時のアパートにも、ロフトがあったということです。その後、地元に帰ってきてからもロフト付きのアパートを探していて、現場のアパートを見つけた時、嬉しそうにしていたということです。その理由については、「縄を使って簡単に首つりができる」「いつでも死ねるから」と答えていたそうです。白石容疑者の動機は何だったのか。警視庁による捜査が今後も続けられます。



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